自己満足の肯定
ひょんな事から始めたチャイルド・スポンサーシップ。
大義名分はもちろん子供の、私の場合はD.D君とその居住地域の貧困からの救済だ。
とは云ったものの、実際のところは自己満足を得る事にこそ、私にとっての意味がある。
さらに、幸福度に関する調査で、16人のサラリーマンを比較したところ、より多くの「社会に向けた」お金を費やしている人のほうが、ボーナスを受け取る前と後で、幸福度がアップしていたそうです。*1
はたして私自身が勝ち組であるかどうかは置いといて、つまるところ、私自身の幸福度アップが自己満足によってもたらされると云う事は、統計的に見ても普通だということ。こんな事は今更声に出して言わなくても大人なら誰でも解っている事だが、まだまだコレを『偽善』として口に出すのを憚られる風潮は根強い。
しかし、偽善で結構。
タイトルにある通り『しない善よりする偽善』である。動機の白黒よりも、援助の大小こそが肝要である。この認識がもっと浸透して欲しいものだと常々思っている。
そして、これらの自己満足は、実際にその大義名分に沿った形で私の些少な援助が活かされてこそ完遂する。したがって日本ユニセフの寄付金問題や、製紙業界の古紙含有率偽装問題など、我々『偽善者』の信義に反する詐欺行為にひっかからない為にも、関心をもってリテラシーを高めていきたい。